・カプートサッコロッソで作ったピザ生地ってどうなの?
・天然酵母の生地と比べてどうかな?
結論から言いますと、カプートサッコロッソ最高です!粉を変えてドライイーストを使えば十分美味しいピザになります。
この記事のもくじ
背景
「天然酵母のピザ」なんていかにも美味しそうに聞こえますよね。生地がフワフワなのかな?味がつよいのかな?なんて考えちゃうかもしれません。
確かに天然酵母で作った生地ですから、旨味ありますね。食パンなど、生地を焼いてそのまま食べるタイプのパンには向いていると思います。ただね…ピザには合わないんですよね。
なぜなら、ピザってソースや具材の味がメインになるじゃないですか。
ピザを食べて 「ウマッ」 てなるの。結局 生地のモチモチ感+トマトソース+チーズだと思うんですよ。
つまり食べ手には生地の微妙な美味しさなんて伝わらないんですね(多分)。
だったら、純粋にピザの美味しさを追求する。それには天然酵母を使うより、粉を変えた方が断然いいです。(実体験から)
おそらく皆さんどこでも手に入る、「日清の強力粉」を使っていると思われます。そこをちょっとお高い専用粉 「カプートサッコロッソ」に変えるだけ。
「カプートサッコロッソ」とは
カプートサッコロッソですが、
『成分:蛋白13.0±0.5% 灰分0.50%
ピッツァの発祥地、イタリアのカンパーニャ州で作られる本格的ピザ用小麦粉。生地の強さ、伸び、弾力のバランスが良く、ピッツァ、パン、デニッシュなど、様々な用途に使える小麦粉』となっています。
そして発酵ですが、「天然酵母を使って、低温で長時間発酵」…そんな手間かけずに、ドライイースト使いましょう。午前中からの準備で昼食に間に合います。安定した発酵力はさすがです。
今回はこの粉を使って、うまいピザを作っていきます。
生地配合
生地の配合は超シンプルです。
強力粉:450g
水:270g
塩:13g
ドライイースト:2g
今回は手で捏ねてみました。キャンプ等外でピザを焼く事を想定して。
(捏ねる事ができれば、ホームベーカリーでもなんでもいいです。)
捏ねる
水(ぬるま湯)にドライイーストと塩を入れてかき混ぜます。
粉を徐々に入れていきます。1/3程度粉を入れてかき混ぜます。一気に粉を入れるより、徐々に入れた方が、いい気がします(粉が舞い上がらなかったりダマにならなかったりする)
生地のまとまりを確認したらさらに追加していきます。
▼最初はまとまりの悪かった生地も… 体重をかけて捏ねる事15分。 奇麗にまとまりました(右下)。
ここからオーブンの発酵(35℃)で3時間
▼2倍まで大きくなったところで発酵終了です。
3時間で2倍。 天然酵母にはないスピード感。安心できる(≧▽≦)!
焼成
これを4等分して… 広げて… トッピングして… 210℃で10分程焼きます。
(210℃としましたが、もっと高温設定があればそれがいいです)
本物のピザ窯みたいに高温短時間でパリッと焼きたいところです。
▼210℃ 10分 焼き上がり後
ウマっ(≧▽≦)。 生地のモチモチ感と粉の味を感じます。
ちなみに天然酵母を使うと 多分3~4時間では発酵は終わりません。食べたい時間に間に合いません。
どうしても「天然酵母のピザ」をアピールしたい場合。元種を100gくらい使い、さらにドライイースト1gでドーピングしちゃいましょう。
元種からもいい味が出るかと思います。
まとめ
・カプートサッコロッソの生地は最高です。モッチリ感と味で、より本格的な味になります。
・天然酵母のピザ生地と比べると…味の面では天然酵母が強いかもしれません。ただ、時間、お手軽さ、具材の味に生地の味が負けがち という事を考えると、ドライイーストで良いような気がします。
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