・福岡空港出発で一人旅に最適な鄙びた温泉街ってないかな?
・俵山温泉 泉屋旅館ってどうなの? 料理は?
・俵山温泉の近くに観光スポットある?
JALのどこかにマイルで福岡が当たり、どこかに鄙びたいい温泉は無いものか…と探していたところ。範囲を山口まで広げてやっと見つけました。「山口県 俵山温泉」。
福岡から車で2時間ちょっと。単純アルカリ泉のいい温泉を紹介します。
この記事のもくじ
俵山温泉とは
俵山温泉とは、山口県西部の山の中に位置する単純アルカリ泉の温泉です。
約千百年前に発見されたと言われる俵山温泉は、江戸時代には長州藩毛利家直営の湯治場として使われた歴史ある温泉。
現在は、数多くある温泉地の中で「国民保養温泉地」に選ばれ、温泉利用の効果を期待されています。
なんと、「俵山温泉」は全国平成温泉番付けで 「西日本の横綱」 なんだとか。
むむむ。意図せすごい温泉だったようで。
福岡からは、高速道路を利用します。ちょっと距離がありますからね。中国自動車道の小月ICを降り北上します。 合計2時間30分程度の行程です。
公共交通機関だと行きにくいので、旅行だとレンタカー利用になりますね。
車を、温泉街にある熊野神社の駐車場に停めて、ちょっと歩いてみます。
(俵山温泉には無料駐車場がいくつかあります)
温泉街のメイン道路。これこれ!完全にレトロ! さらに平日の金曜日という事もあってか、人がいないので、より鄙びた感が増しています。
後で聞いた話ですが、全盛期は40軒の旅館が営業していたところ、現在は12~13軒程度じゃないかとの事。 コロナの影響や後継者不足もありそうですね。
▼ちょっと路地裏に行くと、小さな診療所や、湯治場と 湯治客用の作りなど、 湯治客が多かった面影が多く残ります。
それにしても…営業していない旅館の多い事。良い感じの街並みなだけに、10年後この温泉街残っているのかしら‥と勝手に不安になってしまいます。
ここからちょっと行くと、「長門湯本温泉」という大型ホテルがずらっと並ぶ温泉リゾートがあるんだけど、家族連れ(子連れ)ならそちらがおススメかな。俵山温泉には子供が楽しむ要素が全くありません。
いい雰囲気の階段。 アニメの聖地とかになれば、この温泉街も盛り上がるのかな。ま、そうなったらなったで、雰囲気が壊れたりするのかもしれないので良し悪しですがね。
俵山温泉 泉屋旅館
さて、利用したお宿は「泉屋旅館」です。全部屋和室の純温泉宿。
じゃらんを利用した1泊2食で11550円のプランです。
住所:〒759-4211 山口県長門市俵山5139
チェックイン/アウト 15時/10時
一方通行の道路に温泉宿が並んでいます。泉屋旅館はその一つ。駐車場は神社の無料駐車場を利用しました。
▲お部屋には浴衣、タオル、歯ブラシのセット。テーブルには三猿まんじゅう。そして町営の湯で使える入浴券2枚をいただきました。(白猿の湯では使えません)
お部屋
6畳のお部屋。既に布団が敷かれていますw。ありがたい。電子ケトルもあるので、お茶なんかも勝手に作れます。
お風呂
俵山温泉の旅館は基本的に内風呂がありません。各旅館に分配するだけの湯量が確保できないためで、町営の湯の入浴券を2枚頂きました。
▼朝6時から営業しているので、朝食前の朝風呂利用もできます。
お風呂はこのほかに「白猿の湯」もあり、そちらの方が奇麗です。
ただ「白猿の湯」は洗い場など区分けされていて、なんだかスーパー銭湯のような感じ。
ちょっと求めている雰囲気とは違った。
なので、個人的にはいかにも地元の人が利用している大衆浴場「町営の湯」が好きです。
食事
朝、夕2食付きのプランをお願いしました。 両方とも部屋食です。
夕食:鍋、茶わん蒸し(栗が入ってました)、カワハギの吸い物、刺身、エビ(養殖が盛んな長門産車エビかな)
いや。どれもこれも美味しい。 せっかく山口に来たんだし…と追加で注文したフグの唐揚げが美味しい(写真上部)。ふと「ふぐ刺し」も食べたくなって聞いてみたけど、さすが急すぎて、無かった。食べたい人は事前に伝えておくことをおススメします。
終わったらお膳を部屋の外に出しておくスタイル。変に干渉しないのも湯治宿スタイルなんでしょうか。楽でいい。
朝食:煮物、卯の花、サラダ、玉子焼き、蒲鉾、汁物
湯池宿っぽい軽めの朝食です。どれも美味しい。
▲地域色が出ているかと言われると…そうでもない気がします。
観光
2日目は北上し、ぐるっと海沿いを通り、福岡へ戻ります。
ここから30分程で、映えスポットの元乃隅神社に行くことができます。山口県の観光ポスターなんかで結構頻繁に目にするスポットです。
元乃隅神社
昭和30年建立。62年から10年かけて奉納された123基の鳥居が圧巻です。
青い海とのコントラストが最高! 歴史的な重みは感じられませんが、海は奇麗だし、1度は行った方がいいスポットです。…が、たどり着くまでに狭い道があり、大きなバスとのすれ違いには注意を要します。
角島大橋
「日本一美しい」とSNS等で話題の橋。無料で渡れる一般道路としては長め(1780m)で、絶好のドライブコース。
宿のご主人におススメされたスポットで、途中寄ってみました。 ココもよく見る風景。青い海に向かって橋が一本伸びています。橋好き、景色好きにはたまらないんだと思うが…。
まぁ、「島に延びた ただの長い橋と青い海と空」ですね。1度は見た方がいいです。
橋の入り口に土産物屋・駐車場・展望台があります。
よく見る写真は、展望台(か道路の真ん中)から撮ったものです。
そのあと、下関の商業施設「カモンワーフ」で瓦そば、お土産を買い15時30分に博多に戻りました。
まとめ
「俵山温泉」は雰囲気もよく時が止まったかのようなレトロ感が最高の温泉です。
泉屋旅館も、いい意味で干渉されず、独りでゆったりしたいときにおススメできるいいお宿でした。
羽田からだと、1日半か2日間の時間が取れれば十分楽しめると思います。
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